ページコンテンツ
方針
BDMVにおける各管理情報ファイルは拡張性を考慮してあり、互換性に影響を与えることなく、データフォーマットを拡張することが可能な仕組みとなっている。AVCHDはこの仕組みを利用してBDMVのIndex Table fileのデータフォーマットを拡張しており、PS3では拡張部分の有無でAVCHDかどうかを判断している。したがって、この拡張の仕組みを理解すればAVCHD対応が可能となる。
具体的手順
- BDMVのindex.bdmvファイルを用意: 例えばHD Cookbookに付属のindexを用いて生成する。
- 拡張データをindex.bdmvの末尾に追加: Minimal BD-J (Java) Devkit for PS3の0x78バイト目(ファイルの先頭が0とする)から最後までのデータをindex.bdmvの末尾にコピーする。このとき、コピーする前のファイルサイズを控えておく。
- 拡張データが付加されていないことを確認: index.bdmvの先頭から12-15バイト目が0x00000000であるかどうかを確認する。もしそうでなければ以下は読んでも無駄。
- 拡張データ参照先の書き換え: index.bdmvの先頭から12-15バイト目を先ほど控えたファイルサイズに変更する。例えば、元のファイルサイズが120バイトだった場合、0x00000078とする。
解説
Index Table fileの先頭から12-15バイト目が拡張データの位置を示す。たとえば、Minimal BD-J (Java) Devkit for PS3に付属のINDEX.BDMの場合、0x00000078となっており、これは0x78バイト目からが拡張データであることを意味する。
関連する項目
- AVCHDConverter: HD Cookbookで提供されているIndex Table fileをAVCHD対応にするツール