現在の再生中のBD-J Titleの状態をTitle Contextと呼ぶ。状態として次の4種類が定義されている。
- not presenting:Title非選択
- presenting:Title再生中
- presentation pending:Title再生準備中
- destroyed:Title Context破棄済み
以下、BD-J TitleのことはTitleと呼ぶ。
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TitleContextクラス
Title Contextの操作や情報取得のためにクラスorg.bluray.ti.selection.TitleContextが用意されている。
放送用のAPI体系であるJavaTVを流用しているため、放送を前提とした記述をBD用に読み替える必要があり、BD-Jの中でも最も難解な部分の一つである(例: ServiceはTitleと読み替える)。
放送用のAPI体系であるJavaTVを流用しているため、放送を前提とした記述をBD用に読み替える必要があり、BD-Jの中でも最も難解な部分の一つである(例: ServiceはTitleと読み替える)。
操作用メソッドには以下のものがある。
- select(title): 指定したtitleの選択
- start(title, flag): 指定したtitleの開始
- stop(title): 指定したtitleの停止
- destroy(): Title contextの破棄
情報取得用メソッドには以下のものがある。
- getService(): 現在再生中のTitleに関する情報の取得
- addListener(listener)/removeListener(listener): Title Contextに関するイベントリスナーの登録・解除
- getServiceContentHandlers(): 現在再生中のtitleを構成するJMF Playerに関する情報の取得
ServiceContextEventクラス
javax.tv.service.selection.ServiceContextEventはTitle Contextに関するイベントを通知するためのクラスである。
種類に応じて、以下のサブクラスが定義されている。
種類に応じて、以下のサブクラスが定義されている。
- ServiceContextEvent
- PresentationChangedEvent:
- NormalContextEvent: Title再生開始。presenting状態へ遷移完了
- AlternativeContentEvent: AlternativeContent(代替Title?)再生開始。BD-Jでは使用されないものと思われる
- PresentationTerminatedEvent: Titleの終了
- SelectionFailedEvent: Title選択失敗。BD-Jでは使用されないものと思われる
- ServiceContextDestroyedEvent: Service Contextの破棄
- PresentationChangedEvent:
関連する項目
- Programming HD DVD and Blu-ray Disc:
- Interactive TV Standards: TitleのスーパークラスであるServiceについて詳しく説明
- Title: BDMVにおけるTitle概念の説明
- BD-J Object file: BD-J Titleの挙動を記述するファイル
- 別のTitleへの切り替え: select(title)のサンプルコード
- Titleの再スタート: start(title)のサンプルコード
- Title状態遷移イベントの取得: addListener(listener)のサンプルコード
- Titleの自己終了: stop(title)のサンプルコード